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Grovについて
グロヴ (Grov) はヤマオカンシカゴと呼ばれていて、1996年のヤマオカングルーヴという自分の音楽パッケージのために作ったフォントだった。元の名前が示す通り、MacOSのシステムフォント、シカゴをイメージしたフォントである。エレメンタ (Elementa) という既にある自分流シカゴフォントは、ヤマオカングルーヴに合わないような気がしたので、新しく作ったのだ。後に、フリーフォントとしてウェブで公開する事を思い付き、名前もグロヴに変更した。公開して以来、最も人気のあるフォントとなり、時には、もう少しヴァリエーションが欲しいというメールももらうようになった。そういう訳で、少しづつグロヴのファミリーは増えている。
グロヴのカナフォントは1998年にシカゴに合わせた自己流カナフォントとして製作開始された。しかしすぐに自分のグロヴに合わせた方がイイと気付いたのと、2〜3通グロヴに合わせたカナフォントは作らないのかというメールももらっていたことに思い至り、できるだけグロヴのエレメントを使ってデザインする方向に転じた。
1999年、グロヴコンデンストは自分に必要になり付け加えられた。時々グロヴを変型して細長くして使う事があったが、いつも細くなり過ぎて、印象が弱くなるのがイマイチだったので、結局新しく作ることにしたのだ。
ボールドは2000年から2002年に作られた。実際には正体のボールドは2000年には出来上がっていたものの、イタリックは様々な理由から完成できなかった。一緒に発表したかったので、この2002年10月〜11月に完成させ、発表となった。
Grov is designed by Yamaoka Yasuhiro 1996-2002. |
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