YOFonts - About Elementa
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YOFonts STANDARD Elementaについて


昔、マッキントッシュに付属してた「Chicago」フォントはビットマップで、アウトラインフォントは存在していなかった。そこで、自分なりの「Chicago」風のアウトラインフォント「Elementa Sans (エレメンタ・サンズ)」を1990年にAdobeIllustratorを使用し制作した。デザインは、斜め方向の線は全く使用しない、鋭角になる角は全て丸くするなど、割と厳格なルールに沿っている。
最初に制作したのは「H Bold」で、次にステム (縦棒) を細くした「Light」を制作した。この時、セリフ付ヴァージョンの制作を思い付き、同様の発想でデザインした。その結果「Serif Bold」は所謂「Roman Serif」体に近く、「Serif Light」は「Egyptian Serif」体に近いスタイルになった。次いで、バー (横棒) が太い「V Bold」、ステムもバーも太い「E Bold」を制作した。ワープロでは、一つの書体からスタイルのバリエーションを生成するために、「縦太」「横太」「縦横太」等のエフェクトを文字につけられる機能が付いていたが、「Elementa Sans」のウェイトは、このエフェクトに準えられている。一部のキャラクタが未完成のままだったが、1997年末から制作を再開。
セリフ付ヴァージョンのBoldからセリフを取り除いた、未発表の「R Bold (Roman Bold)」を元に、スクリプト・ヴァージョンも制作。1992年から1993年頃に試作した幾つかのスクリプト書体の一つ。1998年初めに形の見直しを含め、基本的なキャラクタを完成させた。


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